CONCERNS こんなお悩みありませんか?
家族やパートナーに「いびきがうるさい」と指摘されたことがある
朝起きても疲れが取れず、頭が重い感じがする
睡眠中に無呼吸になっていると言われたことがある
日中に強い眠気があり、集中力の低下が気になる
RECCOMEND このような方はSASかもしれません
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は見逃されやすい病気ですが、生活の質や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。以下のような症状がある場合は、SASの可能性がありますので、専門医への相談をおすすめします。
いびきが大きく、時々止まる
睡眠中に激しいいびきが続き、途中で呼吸が止まることがあります。特にいびきが目立つ方は注意が必要です。
日中の強い眠気
夜間に何度も目覚めてしまうため、昼間に強い眠気や集中力の低下が見られることがあります。
起床時の頭痛や喉の痛み
睡眠の質が悪いため、朝起きたときに頭痛や喉の違和感を感じることがあります。
家族から不規則な呼吸や無呼吸を指摘された
睡眠中に呼吸が浅くなったり止まったりすることを、家族やパートナーから指摘された場合はSASが疑われます。
肥満や首まわりに脂肪が多い
首まわりの脂肪が多いと気道が狭まり、無呼吸を引き起こす要因となります。
夜中に頻繁にトイレに起きる
無呼吸によって体内の水分バランスが乱れ、夜間に何度もトイレに行きたくなる場合があります。
こうした症状に心当たりがある場合は、早めに検査を受けることが重要です。適切な治療を行うことで、健康リスクを抑え、質の高い睡眠を得ることが可能になります。
01
治療方法
01スリープスプリント(いびき治療用マウスピース)による気道の確保
いびき治療の一環として、スリープスプリントは効果的な装置です。下顎を前に出す構造により、気道を広げていびきの原因となる喉の閉塞を防ぎます。個々に合わせて作製され、就寝中に装着することで、いびきや軽度のSASの改善が期待されます。
02歯列矯正による気道拡大
(顎の位置・スペース調整)
いびきの原因として、気道の狭さや顎の後退が挙げられます。歯列や顎の位置を矯正し、口腔内のスペースを広げることで気道を拡大し、いびきやSASの症状を緩和します。特に成長期の方や骨格的な軽度の異常に有効です。
03生活習慣の改善指導
肥満、飲酒、喫煙、睡眠姿勢などの生活習慣もいびきの要因です。適正体重の維持、就寝前の飲酒の回避、禁煙、横向き寝の推奨など、日常生活の見直しが重要です。これらの改善により、いびきの緩和や再発の防止が可能です。
02
保険が適用される条件について
01スリープスプリントはSASと診断された場合に保険適用となります
スリープスプリントは、軽度〜中等度の閉塞性SASと診断され、医科からの紹介状がある場合に限り保険適用の対象となります。いびきのみの症状では対象外となるため、必ず医療機関での診断が必要です。
02医科での診断および紹介状が必要です
スリープスプリントを保険適用で使用するには、内科や耳鼻科などの医科にてSASの診断を受け、紹介状を歯科に提出する必要があります。歯科のみでの対応では保険が適用されないため、連携体制が重要です。
03自由診療での対応も可能です
検査の結果SASと診断されなかった場合や、保険の条件を満たさない場合でも、自由診療としてスリープスプリントの治療を受けることが可能です。患者様の症状やご希望をうかがい、適切な治療方法をご提案します。
Q&A よくある質問
睡眠時無呼吸症候群とは何ですか?
睡眠中に何度も呼吸が止まる病気で、いびき、日中の眠気、集中力低下などを引き起こします。放置すると高血圧や心疾患などのリスクが高まります。
スリープスプリントとはどのような装置ですか?
就寝中に装着するマウスピース型の装置で、下顎を前に出すことで気道を確保し、無呼吸やいびきを軽減します。
どんな人がスリープスプリントの適応になりますか?
軽度〜中等度の閉塞性SASと診断された方が対象です。医科での検査と紹介状が必要になります。
保険は使えますか?
はい。内科や耳鼻科でSASと診断され、紹介状がある場合に保険が適用されます。診断がない場合は自由診療となります。
治療を受ければ完治しますか?
完全な治癒が難しい場合でも、装置の使用や生活習慣の改善により、症状の大幅な軽減やコントロールが可能です。
治療は歯科だけで完結しますか?
症状や原因によっては耳鼻科・内科との連携が必要です。当院では必要に応じて適切な医科へご紹介いたします。
スリープスプリントはどのくらいの期間使うものですか?
使用期間には個人差がありますが、数ヶ月から1年程度で効果を実感される方が多く、定期的なチェックと調整が必要です。
スリープスプリントに痛みや不快感はありますか?
初めは違和感を覚える場合がありますが、多くの方が時間とともに慣れていきます。必要に応じて調整も可能です。
いびきや無呼吸がひどくなるとどうなりますか?
睡眠の質が下がり、日中の眠気や集中力低下が生じます。さらに高血圧・心疾患・糖尿病などのリスクが高くなります。
生活習慣の改善はどのようにすれば良いですか?
適正体重の維持、禁煙、就寝前の飲酒制限、睡眠姿勢の見直しなどが基本です。これらにより、症状の改善が期待できます。
睡眠時無呼吸症候群は遺伝しますか?
遺伝的な要因が関与していることもあります。ご家族に同様の症状がある場合は、早めの検査・対策が推奨されます。