PEDIATRIC ORTHO

小児矯正

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歯を見せる女性

FLOW 小児矯正治療の流れ

お子様の歯並びやかみ合わせの問題を、成長を利用して効果的に改善する小児矯正治療の手順です

01

初診・カウンセリング

まずはお子様と保護者の方のお悩みやご希望を詳しく伺い、矯正の必要性や大まかな方針をご説明します。

流れ01

02

精密検査

レントゲン撮影、口腔内写真、歯型の採取などで、顎の成長や歯の状態を詳細に分析します。

流れ02

03

診断・治療計画の説明

検査結果をもとに現状と将来の予測をお伝えし、装置の種類、治療期間、費用などを具体的にご提案します。

流れ03

04

矯正装置の装着・治療開始

ご同意いただいた装置(取り外し式または固定式)を装着し、治療をスタートします。

流れ04

05

定期的な調整・経過観察

OMTの場合、始めの3ヶ月は週1回トレーニングに来てもらいます。治療開始から3ヶ月後から月に1回の来院になります。床装置を使用する場合は3ヶ月程装着してもらいますが2週に1回来院してもらい、調整と確認をしていきます。

流れ05

06

保定期間

歯並びが整った後はリテーナーを装着し、後戻りを防ぎます。この期間も定期的にチェックすることが大切です。

流れ06

小児矯正は、お子様の健やかな成長と将来の美しい歯並びのために重要な治療です。ご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

MERIT 小児矯正のメリット

小児矯正の最大のメリットは、成長期を利用して顎や歯の位置を効果的に整えられる点です。顎のバランスを改善することで、将来的な永久歯の歯並びが整いやすくなり、抜歯や大がかりな矯正治療を回避できる可能性が高まります。また、早期にかみ合わせを正すことで、発音や咀嚼機能の向上、顎関節への負担軽減も期待できます。さらに、見た目が改善されることで、お子さまの自信や心理的安心感が高まり、日常生活にも良い影響を与えます。定期的に管理できるため、問題を早期に発見・対処でき、健康的な口腔内環境を維持しやすいのも大きな利点です。

RISK 小児矯正治療のリスク・副作用

小児矯正治療は歯並びやかみ合わせの改善に効果的ですが、以下のリスクや副作用があります。装置装着による口腔内の違和感や痛み、発音の一時的な変化が生じることがあります。また、装置の清掃が不十分だと虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。長期にわたる治療にはお子さまの協力が不可欠で、協力が得られない場合には計画通り進まないことがあります。さらに、過度な力がかかると歯根の吸収や歯の移動異常が起こる場合もあります。これらを防ぐには、定期的な検診と適切なケア、綿密な治療計画の管理が重要です。治療開始前にはリスクを十分に理解し、保護者と連携しながら進めることが大切です。

METHOD 矯正装置・治療法

01

床矯正

床矯正は取り外せる装置を用い、顎の成長を促しながら歯列を拡大する方法です。顎のスペース不足を改善し、永久歯が正しく並ぶ土台を作ります。痛みが比較的少なく、食事や歯磨きも装置を外してスムーズに行えます。

床矯正

02

MFT

MFT(口腔筋機能療法)は、舌や唇、頬の筋肉のバランスを整えるトレーニングです。正しい嚥下や発音、呼吸を促し、歯並びやかみ合わせの改善をサポートします。筋機能を改善することで矯正効果を高め、後戻りも防ぎます。

MFT

03

インビザライン・
ファースト

インビザライン・ファーストは小児向けの透明マウスピース型矯正装置です。目立ちにくく取り外し可能で、食事や歯磨きの際に外せるため衛生的です。成長期の歯列に合わせて段階的に歯を動かし、自然な歯並びを目指します。

インビザライン・ファースト

04

1期治療

1期治療は乳歯から永久歯への交換期に行う矯正です。顎の成長を誘導し、歯列の土台を整えることで、将来の本格矯正(2期治療)がスムーズになります。早期介入により抜歯や複雑な治療リスクを軽減できます。

1期治療

05

2期治療

2期治療は永久歯が生えそろった後に行う本格矯正です。ワイヤーやマウスピースで歯を精密に動かし、審美性とかみ合わせを整えます。1期治療で整えた土台を活かし、最終仕上げを行う重要なステップです。

2期治療

FLOW 矯正治療で使用する機器

01

CT

CTでは気道も観察できます。トレーニングにより気道を広げ、呼吸が安定するためのサポートもしていきます。

CT

02

セファロ分析

セファロ分析は規格化された頭部X線写真を用いて、顎や歯の骨格関係を詳しく解析する方法です。成長状態や不正咬合を客観的に評価し、適切な治療計画を立てるために欠かせません。定期撮影で治療効果や成長変化も把握できます。

セファロ分析

SUPPORT 治療サポート体制

01 早期治療(6歳ごろから対応可能)

01 早期治療
 (6歳ごろから対応可能)

当院では、6歳ごろからのお子様にも早期治療を行っています。成長期の顎や歯の発育を適切にサポートすることで、将来の歯並びやかみ合わせの問題を未然に防ぐことができます。早期に問題を発見し、適切なタイミングで治療を始めることで、治療期間の短縮や抜歯の回避につながることもあります。お子様の健やかな成長を見守りながら、最適な治療計画をご提案いたします。

02 成長に合わせた段階的な治療計画

02 成長に合わせた
 段階的な治療計画

当院では、お子様の成長段階に応じて治療計画を段階的に見直しています。顎や歯の発育を定期的に評価し、必要に応じて装置や治療内容を調整することで、無理なく効果的に歯並びやかみ合わせを改善します。成長期を最大限に活用することで、将来的な負担を軽減し、より自然で健康的な口腔内環境の維持を目指します。保護者の方とも緊密に連携し、安心して治療を進められる体制を整えています。

Q&A よくある質問

小児矯正は何歳から始めるのが良いですか?

一般的には5~7歳頃が適齢期とされています。この時期は乳歯から永久歯への生え替わりが進み、顎の成長も活発なため、矯正効果が得やすいです。ただし、成長や歯並びの状態によって開始時期は変わりますので、早めのご相談をおすすめします。

小児矯正の治療期間はどのくらいですか?

治療内容や個人差によりますが、一般的には1~3年程度です。顎の成長誘導を行う初期治療と、永久歯が生えそろってからの仕上げ治療を組み合わせることが多いです。

矯正装置は痛いですか?

装置装着後や調整後に一時的な違和感や痛みを感じることがありますが、多くの場合は数日で慣れます。痛みが強い場合はご相談ください。

装置は目立ちますか?

取り外し可能な透明プレート型装置や、歯の裏側に装着するタイプなど、目立ちにくい装置もご用意しています。お子さまの負担を軽減するため、見た目にも配慮した装置選びを行います。

治療中のケアで気をつけることはありますか?

装置を清潔に保つことが大切です。食後の歯磨きや装置の洗浄を丁寧に行い、虫歯や歯肉炎を予防しましょう。定期的な通院でチェックを受けることも重要です。

小児矯正は永久歯列矯正とどう違いますか?

小児矯正は成長を利用して顎や歯列の土台を整える治療で、永久歯が生えそろう前に行います。永久歯列矯正はすべての永久歯が生えた後に行い、歯を移動して並べます。小児矯正で土台を整えることで、後の永久歯列矯正の負担を軽減できる場合があります。

小児矯正は費用が高いと聞きましたが?

矯正治療は専門的な技術と時間を要するため、保険適用外の自費診療となります。治療内容や装置の種類で費用は異なりますので、初診時に詳しくご説明し、分割払いなどもご相談いただけます。

矯正治療中のスポーツや習い事はできますか?

基本的に通常の活動は可能ですが、接触が多いスポーツではマウスガードの使用をおすすめします。装置を守り、口腔内のケガを防ぎましょう。

矯正後の後戻りはありますか?

矯正終了後はリテーナー(保定装置)を使用し、歯の位置を安定させます。装着期間を守らないと後戻りすることがありますので、指示通りご使用ください。

小児矯正はどんな症例に効果的ですか?

受け口(反対咬合)、出っ歯(上顎前突)、叢生(歯の凸凹)など、顎の成長を調整することで改善が期待できる症例に特に適しています。早期発見・早期治療が重要です。