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2025.01.19

小児矯正は何歳から始める?ベストなタイミングを専門医が解説!

「子どもの歯並び、将来大丈夫かな…?」「小児矯正っていつから始められるの?」と悩んでいませんか?

お子様の歯並びが気になる親御さんは多いと思います。永久歯が生え揃う前に矯正を始める「小児矯正」は、顎の成長を利用することで、将来的な美しい歯並びや顔立ちへと導く効果が期待できます。しかし、小児矯正を始める適切な時期や治療法、費用など、気になる点はたくさんあるでしょう。

この記事では、小児矯正を始めるベストなタイミング、年齢別のおすすめ治療法、メリット・デメリット、費用相場、よくある失敗例などを詳しく解説します。お子様の将来の笑顔を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。

小児矯正を始めるベストな時期とは

結論から言うと、小児矯正の開始時期は、お子さんの歯並びの状態や成長段階によって異なります。そのため、一概に「何歳から」と断言することはできません。しかし、一般的には、7歳頃を目安に一度歯科医院を受診し、相談することが推奨されています。早期発見・早期治療が、より効果的な矯正につながるケースが多いからです。

年齢別で見る矯正の開始時期とメリット

小児矯正は、大きく分けて乳歯期、混合歯列期、永久歯列期に分けられます。それぞれの時期に適した治療法があり、開始時期によって期待できる効果も異なります。

時期 年齢 開始時期 メリット
乳歯期 3歳〜6歳頃 気になる点があれば早めに相談 顎の成長を促し、将来的な歯並びの改善に繋がる。不正咬合の予防効果も期待できる。

混合歯列期

6歳〜12歳頃

永久歯が生え始めたら相談

顎の成長をコントロールしながら歯並びを整える。抜歯の必要性を減らせる可能性がある。

永久歯列期

12歳〜

永久歯が生え揃ってから

歯並びを整える本格的な治療。様々な矯正方法を選択できる。

 

子どもの歯並びが気になる… いつ相談すべき?チェックポイントを紹介

お子さんの歯並びに少しでも気になる点があれば、早めに歯科医院を受診して相談することをおすすめします。以下のようなチェックポイントを参考に、相談のタイミングを検討してみてください。

チェックポイント 具体的な症状
噛み合わせ 上の歯と下の歯がうまく噛み合わない、奥歯が噛み合わない
歯並び 前歯がガタガタしている、すきっ歯、出っ歯、受け口
口呼吸 口が開いていることが多い、鼻詰まりがある
顎の成長 顎が小さい、顎が大きい
その他 指しゃぶり、口唇の癖など

早期発見・早期治療は、より効果的な矯正治療につながる可能性が高いため、少しでも気になることがあれば、ためらわずに歯科医に相談しましょう。

年齢別に見る小児矯正:適切な治療法と装置

お子さんの歯並びの悩みは、年齢によって適切な治療法や矯正装置が異なります。ここでは、乳歯期、混合歯列期、永久歯列期のそれぞれで、どのような治療が行われ、どのような装置が用いられるのかを詳しく解説します。

乳歯期にできる矯正治療:床矯正

乳歯期(3歳〜6歳頃)は、顎の成長が盛んな時期です。この段階では、主に顎の成長を促すことを目的とした治療が行われます。主な装置としては、取り外しが可能な「床矯正」があります。

床矯正でできること・できないこと

できること できないこと
  • 顎の成長を促す
  • 歯の萌出を誘導する
  • 軽度の不正咬合の改善
  • 口呼吸の改善
  • 著しい歯の叢生(歯が重なり合っている状態)の改善
  • 複雑な不正咬合の改善
  • 歯の回転の改善(多くの場合)

床矯正は、顎の成長を促すことで、将来的な歯並びの改善に繋がる治療です。しかし、すでに歯が大きく乱れているような複雑な不正咬合には対応できない場合もあります。

混合歯列期にできる矯正治療:拡大床装置やマイオブレース

混合歯列期(6歳〜12歳頃)は、乳歯と永久歯が混在する時期です。この段階では、顎の成長をコントロールしながら、永久歯の正しい位置への誘導を目指します。代表的な装置として「拡大床装置」と「マイオブレース」があります。

拡大床装置の種類と費用相場
拡大床装置は、顎の幅を広げることで、歯が並ぶスペースを確保する装置です。種類はいくつかあり、使用する装置や治療期間によって費用は変動しますが、20~40万円程度が相場です。

マイオブレースで歯並びだけでなく、顎の成長も促進
マイオブレースは、歯並びだけでなく、顎の成長にも働きかける画期的な装置です。舌の位置や口腔周囲筋の機能を改善することで、自然な歯並びと顎の発達を促します。費用は他の装置と比較して高額になる場合もありますが、長期的な効果を期待できる点が魅力です。

永久歯列期にできる矯正治療:ブラケット矯正やマウスピース矯正

永久歯列期(12歳〜)は、永久歯が生え揃った状態です。この段階では、歯並びを整える本格的な矯正治療を行います。代表的な装置として「ブラケット矯正」と「マウスピース矯正(インビザライン)」があります。

ブラケット矯正の種類とメリット・デメリット

ブラケット矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を貼り付け、ワイヤーで歯を移動させる治療法です。表側矯正と裏側矯正があり、表側矯正は費用が比較的安価ですが目立ちやすい一方、裏側矯正は目立ちにくいですが費用が高額になります。治療期間は2~3年程度です。

マウスピース矯正(インビザライン)の特徴と費用相場
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯を移動させる治療法です。取り外しが可能で、目立ちにくいのが特徴です。費用はブラケット矯正よりも高額になる場合が多いですが、快適な治療を求める方におすすめです。費用相場は50~80万円程度です。どの治療法が最適かは、お子さんの年齢、歯並びの状態、成長段階などを考慮して、矯正専門医と相談の上決定することが重要です。

 

小児矯正のメリット・デメリット|将来への影響も解説

小児矯正は、成長期にあるお子さんの歯並びや顎の骨格を改善する治療です。永久歯が生え揃う前に行うことで、顎の成長を促し、より効果的な治療が期待できます。しかし、始める前にメリット・デメリット、そして将来への影響について理解しておくことが重要です。

小児矯正のメリット:将来的な歯並びの改善、虫歯・歯周病予防など

小児矯正には、多くのメリットがあります。代表的なものを表にまとめました。

メリット 詳細
将来的な歯並びの改善 永久歯が生える前に歯並びや顎の骨格の異常を改善することで、美しい歯並びを実現しやすくなります。成人矯正に比べて、より自然で理想的な歯並びを目指せます。

顎の成長の促進・調整

成長期にあるお子さんの顎の骨格は柔軟性が高いため、矯正治療によって適切な成長を促すことができます。顎の歪みなどを早期に改善することで、顔全体のバランスを整える効果も期待できます。

虫歯・歯周病の予防

歯並びが悪いと、歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。小児矯正で歯並びを改善することで、歯磨きがしやすくなり、これらのリスクを軽減できます。

発音改善

不正咬合によって発音が不明瞭な場合、矯正治療によって発音の改善が期待できます。

噛み合わせの改善

正しい噛み合わせは、消化や発育にも影響します。小児矯正で噛み合わせを改善することで、健康な成長をサポートします。

自信の向上

美しい歯並びは、お子さんの自信につながります。笑顔で過ごせるようになり、積極的な性格へと成長を促す可能性があります。

成人矯正の必要性の軽減

早期治療により、将来的な大規模な矯正治療を回避できる可能性があります。

 

小児矯正のデメリット:費用、治療期間、通院の負担など

小児矯正には、メリットだけでなくデメリットも存在します。事前に把握しておきましょう。

デメリット 詳細

費用

矯正治療は高額な費用がかかります。治療期間や使用する装置によって費用は大きく変動します。

治療期間

治療期間は、お子さんの年齢や状態、治療方法によって異なりますが、数年かかる場合もあります。

通院の負担

定期的な通院が必要になります。通院頻度は治療方法や状況によって異なりますが、治療期間中は継続的な通院が不可欠です。

装置による違和感や痛み

矯正装置を使用中は、違和感や痛みを感じる場合があります。

食事制限

一部の装置を使用する場合は、食事に制限がかかる場合があります。

子どもの協力が必要

治療を成功させるためには、お子さんの協力が不可欠です。装置の清掃や適切な使用方法を守ってもらう必要があります。

後戻りの可能性

治療後、後戻りする可能性があります。適切な保定期間が必要になります。

 

小児矯正が顎の成長に与える影響:将来的なメリット・デメリット

小児矯正は、顎の成長に大きく影響を与えます。適切な時期に適切な治療を行うことで、将来的なメリットが期待できますが、逆に適切な治療が行われなければデメリットが生じる可能性もあります。

影響 詳細

メリット:
バランスのとれた顔貌

顎の成長を促し、顔全体のバランスを整えることで、より美しい顔立ちへと導きます。

メリット:
正しい噛み合わせの獲得

正しい噛み合わせは、健康な咀嚼機能や発音、顔面の発達に不可欠です。

デメリット:
成長の妨げ

適切な診断と治療計画がなければ、顎の成長を妨げる可能性があります。経験豊富な矯正医を選ぶことが重要です。

デメリット:
後戻り

治療後の後戻りを防ぐためには、保定期間をきちんと守ることが重要です。

 

小児矯正は、お子さんの将来の健康と笑顔を守る上で重要な役割を果たします。メリットとデメリットを理解した上で、専門医と相談し、最適な治療計画を立てましょう。

 

小児矯正でよくある7つの失敗例と成功の秘訣

小児矯正は、お子様の将来の歯並びや健康を守る上で非常に重要な治療です。しかし、適切な知識や準備なしに臨むと、思わぬ失敗につながる可能性があります。この記事では、小児矯正でよくある7つの失敗例と、成功するための秘訣を解説します。

<失敗例1:矯正医選びの失敗>

矯正医選びは、小児矯正の成功を左右する最も重要な要素です。経験豊富な専門医を選ぶことはもちろん、親身になって相談に乗ってくれる医師かどうか、治療方針の説明が分かりやすいかどうかなども重要なポイントです。

<失敗例2:治療費用の理解不足>

小児矯正の費用は、治療期間や使用する装置によって大きく異なります。治療開始前に、費用について明確な説明を受け、分割払いなどの支払い方法についても確認しておきましょう。予想外の費用が発生して治療を中断せざるを得ない事態を避けるためにも、事前にしっかりとした予算計画を立てることが大切です。

<失敗例3:子どものモチベーション維持の難しさ>

矯正治療は、数年にわたる長期的な治療となる場合が多いです。そのため、お子様のモチベーションを維持することが非常に重要になります。治療の目的や重要性をしっかりと伝え、定期的な検診や治療への協力を促す工夫が必要です。 治療への不安や疑問を解消し、お子様にとって分かりやすい説明をすることで、モチベーションを維持しやすくなります。

<失敗例4:治療期間の誤解>

小児矯正の治療期間は、お子様の年齢や歯並びの状態、治療方法によって異なります。治療開始前に、医師から正確な治療期間の説明を受け、その期間を理解した上で治療に臨むことが大切です。治療期間が長くなることを想定し、お子様と医師、保護者間でしっかりとしたコミュニケーションを保ちましょう。

<失敗例5:装置の破損・紛失>

矯正装置は、繊細なものです。装置の破損や紛失は、治療期間の延長や治療費用の増加につながる可能性があります。お子様には、装置を丁寧に扱うことの重要性を伝え、定期的なチェックやメンテナンスを怠らないようにしましょう。万が一、破損や紛失した場合には、速やかに医師に連絡することが大切です。

<失敗例6:定期検診の怠り>

定期的な検診は、治療の進捗状況を確認し、必要に応じて治療計画を修正するために不可欠です。定期検診を怠ると、治療効果が低下したり、問題が発生しても早期発見・対応ができなくなったりする可能性があります。スケジュールをきちんと管理し、予約通りに検診を受けるようにしましょう。

<失敗例7:後戻りの発生>

正治療後、元の歯並びに戻ってしまう「後戻り」は、よくある失敗例の一つです。後戻りを防ぐためには、治療後の保定期間をしっかりと守ることが重要です。 医師の指示に従い、保定装置を適切に装着し、定期的なチェックを受けることで、後戻りを最小限に抑えることができます。

<成功の秘訣:信頼できる矯正医との連携、家庭でのケアなど>

小児矯正を成功させるためには、信頼できる矯正医との連携が不可欠です。医師との良好なコミュニケーションを図り、治療計画や治療中の疑問点を解消することで、治療への不安を軽減し、お子様の協力を得やすくなります。さらに、家庭でのケアも重要です。正しい歯磨き方法を教え、食生活に気を配るなど、お子様の歯の健康を守るための努力を継続することで、治療効果を高め、後戻りを防ぐことができます。これらの失敗例と成功の秘訣を参考に、お子様の小児矯正を成功させ、美しい歯並びと健康な笑顔を守りましょう。 

 

【まとめ】小児矯正で子どもの将来の笑顔を守ろう

この記事では、小児矯正の開始時期、適切な治療法、費用、そして成功のための秘訣まで、幅広く解説しました。 矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、噛み合わせの改善、発音の改善、そして自信に満ちた笑顔の獲得にも繋がります。 しかし、治療費用や期間、通院の負担など、気になる点も多いのも事実です。この記事でご紹介した失敗例を参考に、後悔のない治療選択をしてくださいね。そのためには、信頼できる矯正歯科医とのしっかりとしたコミュニケーションが重要です。

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2024.07.31

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2024.04.20

ゴールデンウィーク期間中の診療について

ゴールデンウィーク期間中の診療は以下の通りとなります。
何卒、宜しくお願いします。

2024年
4月27日(土) 通常通り
4月28日(日) 休診
4月29日(月) 休診(昭和の日)
4月30日(火) 通常通り(研修会の為、午後12時で受付を終了いたします。)
5月1日(水) 通常通り
5月2日(木) 通常通り
5月3日(金) 休診(憲法記念日)
5月4日(土) 休診(みどりの日)
5月5日(日) 休診
5月6日(月) 休診(こどもの日・振替)
5月7日(火) 通常通り

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