インプラントとは
インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。
インプラント本体は外科手術により顎の骨に埋め込みます。
埋め込まれたインプラントは、平均10~16週間の治癒期間を経て骨にしっかりと結合します。
適応症
- 骨の量が十分にあること
- きちんとした歯磨きができること
- 定期検診に来院可能な方
当院のインプラント治療
当院では、「抜歯即時埋入」というインプラント治療を行なっています。
これは、使えなくなってしまった歯を抜いたその日にインプラントを入れるというものです。
以下のようなメリットがあります。
- 外科処置が一回で済むために患者様の体への負担が少ない
- 治療期間が短く済む
- 抜歯した部分の骨が痩せにくい(抜歯してから時間が経つと骨が痩せます)
- 抜歯直後は傷口の回復が早い
この方法はすべての患者様に適応できるものかというとそうではありません。検査をしてきちんと状態や治療方法などを説明します。
当院ではインプラントだけを強くおすすめするということは決してありません。あくまでも歯を失った場合の治療の一つと考えていますので、必要な場合にのみご説明するようにしています。
また、治療後はインプラントを長くもたせるためのメンテナンスについて、細かく説明・指導を行なっています。
治療の流れ
1診断と治療計画
レントゲンや歯牙模型などによって十分な診断の後、治療に関する説明を受けます。
2インプラント治療
チタン製のインプラントを、局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
3インプラントと骨がくっつくのを待つ
インプラントと骨がくっつくのを待ち(10~16週)、一般的にはこの期間は仮歯は入れません。インプラントと骨がくっついたのをレントゲンで確認後、インプラントに専用のキャップ(コア)をつける2回目の歯茎のオペをします。
4被せ物の型取りのち装着
歯茎の治りを待ち、落ち着いたら被せ物の型採りをします。その後、セラミック製の被せ物を装着します。
5定期検診へ
インプラントを長期に良好な状態を維持していくには、ご自宅での適切なブラッシングと定期検診が必要です。